R1100S ABS撤去③ サーボユニット取り外し
こんばんは。カズです。
昨日(2019年10月12日)は台風19号が直撃しましたが、幸いにも自宅も近隣も大きな被害は出ませんでした(静岡県中西部エリア)。
バイクたちはガレージにしまい込んでおいたので、台風のさなかでもガレージにこもって整備してました。
ガレージ最高です!
せっかくの台風一過なので、バイクを出して掃除をしました。こうして見るとかなり物であふれてます(汗)
バイクも虫干しです。
さて、R1100SのABS撤去について、前回までは経緯と部品調達について記事にしましたので、いよいよ取り外し作業に入ります。
外装外し
ABSのサーボユニットはタンクの下にあるので、まずはタンクを外すことから始まります。左右のカウルを外し、エアクリーナーボックスにつながるコネクティングダクトを外し、タンクを固定する2本のボルトを外し、チューブ4本と燃料ポンプのコネクタを外します。すると↓のようになります。
サーボユニットのお目見え
撤去するABSサーボユニットはタンク真下(バッテリーの前)にあるブツです。
以後写真を貼り付けていきますが、色んな角度で撮っているので、フロントがどちらかを明記していくことにします。
サーボユニット撤去
チューブやらホースやらがたくさんつながっているので、撤去するにはこれらを外す必要があります。
ホースはドレンでどこにもつながっていないので(開放)、気にせず外します。
チューブは前後のマスターシリンダーからくる2本と、前後のブレーキキャリパーにつながる2本の計4本があります。
チューブには当然ブレーキフルードが通っていますが、周辺の機器の隙間をぬって配管してあるので、不用意に抜くと取り外す時にフルードが飛び散るので、慎重に事を進める必要があります。
そこで、まずはホース内のフルードをできるだけ抜くことにします。
フロントブレーキのマスターシリンダにあるフルードを中間ジョイント(↓写真)から抜いていきます(上がマスターシリンダーからサーボに、下がサーボからキャリパーにつながる)。
フルードは塗装を侵食するので、こぼれたらすぐに拭けるように濡れたウエスと、外したホースやサーボユニットをすぐにおけるようにオイルパンを手元に用意して作業します。この先は手がフルードまみれなので、あまり写真はありません(苦笑)
フロントが終わったらリア側も外します。
フロント同様にマスターシリンダーのフルードを抜いてホースの中をできるだけ空にしてからホースを撤去します。
ブレーキホース取り外し
次はキャリパーにつながるブレーキホースの取り外しです。
フロントは前述の中間ジョイントから先のゴムホース部分のみ外して、中間パイプは残しておきます。ホイールにフルードが垂れないように気を付けます。
リアも同様にホースを外します。リアはスイングアームやホイールにフルードが付着しないよう十分に気を付けます。
ホースやチューブ一式を外して、つながっている配線をコネクタごと外すと、ようやくサーボユニットがフリーになります。
サーボユニットに直付けされているブラケットを固定するボルト3本を外すと、サーボニットが外れます。
サーボユニットが外れた跡はポッカリと隙間が空きます。小物入れとかに使えればいいのですが、ここにアクセスするにはタンクを外さなきゃならないので無理かな…。
電装ボックス取り外し
偉大なる先駆者達の情報では、サーボユニットの右側にある電装ボックスは残しておく必要があるとのことで、外すことにします。
かなり特殊なヘッド形状のボルトであることは事前調査で分かっていたので、あらかじめ工具(ビットセット)を買っておきました。
三角ネジを4か所外して、シーリングでくっついている電装ボックスをハンマーやマイナスドライバーを使って慎重かつ丁寧に外します。サーボユニットとは配線がつながっているので無理は禁物です。
コネクタ類はどこにもつなげません。プラプラさせておくと要らぬ問題を起こしかねないので、絶縁テープで一つにまとめておきます。
さて、これで撤去作業はひと通り完了です。
次の記事では組付け作業をアップします。ではでは。