R1100S ABS撤去① 経緯
こんばんは、カズです。
少し前の事です。2019年7月頃、梅雨が明けるか明けないかくらいの時の久々の晴天の週末早朝に、ソロでしらびそ高原まで行ってきました。
路面状況はかなり良かったので、気持ちの良い速度で走りながら、まだ車の少ない朝もやの中を、景色を楽しみながら走り、快適に目的地のしらびそ高原に到着しました。
しばしの休憩の後、午前中の帰宅を目指しての道中に問題が発生しました。
突然、ブレーキがほとんど効かない状態になってしまったのです。
突然の事で驚き、ふとメーターを見ると、左サイドの「ABS」と「!」の2つのインジケーターが点滅してました。
実は以前から「ABS」の方はたびたび点滅していました。ネット情報によると、エラーによりABSが機能しない状態とのことでしたが、ブレーキは普通に効いていたのであんまり気にしていませんでした。
ただフラッシングとリレーのカチカチ音がうっとおしいので、そんな時はいったんエンジンを切って、5秒以上経ってから再度始動すれば解消していました。
ところが「!」は初めて見るエラーで、ブレーキが効かなくなる現象も初めてでした。エンブレを使って速度を落として、徐行スピードで最寄りのコンビニに入りこみました。
この時は「少し休ませて再始動すれば直っているかも」くらいのお気楽な気持ちで考えていましたが、なんど再始動しても「!」は消えず、相変わらずブレーキも効きません。
自宅まで30キロ強。レッカーを呼ぶか自走するか迷いましたが、(詳細は割愛)とりあえずなんとか帰宅しました。
この症状を改めてネットで調べて、案の定ABSユニットが逝ってしまったことが分かりましたが、前々からこの世代のBMWのABSは弱点であるという情報は仕入れていたので、それほどショッキングではありませんでした。
むしろ、ようやくABSを撤去できる口実ができたと考えました。というのも、今までのブレーキのフィーリングがとても嫌だったのです。
サーボの介入により少しの入力でガツンと効く、いわゆる「ガッツン」ブレーキで、ジンワリ効かせたい派の自分としては「気持ち悪い」ブレーキでした。またブレーキのたびにどこからか聞こえる「ニーッ」というサーボ音も不快だったし、バッテリーを消耗しているように感じて不安でもありました。
というわけで、満を持してのABS撤去に踏み切りました。
次回は作業の詳細をアップします。