スーパーカブHA02 サスペンション交換、キャリア取付
こんにちは。カズです。
随分久しぶりの更新です。最後の更新が昨年末なので半年振り・・・怠けすぎですね(汗)
仕事が忙しくて更新するヒマもネタもない、というのは完全に言訳で、単に無精なだけです。ブログを頻繁に更新している方々は本当に尊敬に値すると思います。
さて、今回更新することにしたのは、久々にカブネタができたからでして。
すこぶる快調に通勤快速として大活躍のHA02。問題もなく不満もなかったということで、前回紹介したのを最後に特筆するような変化はありませんでしたが、最近少し奮発していくつか部品を付けたのです。
奮発したといってもビックバイクのタイヤ代の半分くらいですから、安いものです。
今回取り付けたのは次の3種類です。
- 前後のサスペンション
- キャリア2種類
- ボックス
前後サスペンション交換
このカブは1995年式で、前のオーナーから譲り受けた時点での走行距離は2万5千キロ弱。年式的にも距離的にもサスはもう終わっている状態でした。
少しの段差でもホワンホワンと揺られて収束しません。コーナーリングでも踏ん張りが効かず、ギャップを乗り越えると挙動がかなり乱れました。
それでも所詮90ccの原付ですからそんな挙動でもワリと楽しんでいたものの、機会があれば交換したいと思っていました。
そんな折にキャリアを取り付けることにした際、ショップのHPで前から気になっていたサスが目についたため、思わずポチってしまったわけです。
まずリア側から。
購入したのは、カブの部品調達でいつもお世話になっているアウトスタンディング。
在庫があったため注文した二日後には配達されました。
さっそく開けてみます。まずは梱包状態。
YSSというタイのサスペンションメーカーです。初めて購入しました。
けっこうしっかりとした化粧箱で、上質な印象を受けます。
カブ系で有名な東京堂と共同開発した専用品のようです。
開梱して内容物を確認します。
取説・保証書・プリロード調整用工具・サイズ違いのカラー4個・ステッカーが入っています。
サス自体の品質は良く、塗装のムラやメッキの浮き、バリなどは見当たりません。バンプラバーはしっかりとしたゴム製。トップはYSSの文字が浮いたアルミの鋳造品です。
ノーマルを外して比較してみます。
センタースタンドを掛けて上下の袋ナットを取れば簡単に外せます。
ノーマルはボディと同じ色のついたカバードタイプなので、白のサスだとかなり目立ちそうです。
白以外にも黒とクロームがあってどれを買うか迷ったのですが、在庫があった白と黒のどちらかであれば、せっかくリプレイス品と交換するので、目立つ方が良いと思って白にしました。
車体がダーク系なので結構目立ちますが、そのうち目にも馴染むでしょう。
自由長はショップの情報通り、ノーマルと同じ340㎜です。
上下のカラーは同サイズなので変更不要です。
片方ずつ外して交換です。いたって簡単で、サスを外した際にボディの隙間を掃除したりグリスアップしたりしても10分程度で作業終了です。
続いてフロント側。
リアと同時にアウトスタンディングで購入しました。リプレイス品にしようか一瞬悩みましたが、値段がかなり高いのと在庫がないことから、補修部品の方を選択しました。
商品はこんな感じ。箱はリアのYSSと比較するとチープさが漂います。値段がだいぶ違うので当然でしょうけど。サス本体はメッキではなくユニクロでしょうか。なんとなくすぐサビそうな印象を受けます。
ノーマル(左)との比較です。
ノーマルは防錆効果の高そうな塗装がされています。補修品の方はスプリングの巻き数が少し多いですが、乗り味にどれほど影響があるのかは乗ってみてのお楽しみ。
自由長は同じ。
ノーマルのブッシュは偏心してました。かなり負荷が掛かっているからでしょうか。それとも長年のヤレなのか。
リアと違って、フロントのサス交換はホイールを外したりボトムリンクを外したりする必要があるため、それなりに手間が掛りました。
せっかく外したので、リンク周りの清掃とグリスアップをやったり、ホイールのハブの清掃をしたりしたので、1時間弱の作業時間でした。
交換後の写真はのちほどキャリア&ボックスとあわせて紹介します。
キャリア取付け
このカブは、ノーマルはカクカクした野暮ったい外観だったのを、復活させるにあたって色々手を加え、あえてキャリアを付けず外観重視としたので、シンプルで格好良く仕上がりました(個人的主観)。
一方でやはりキャリア+ボックスがないと実用面では勝手が悪く、普段の通勤ではバックパックを背負っているのでそれほど気にならないものの、ちょっとした買い物に行くにも「箱があると便利だよなぁ」と思っていたわけです。
そんな矢先に、仕事場に工具を持っていくことがあってカブで運んだわけですが、右手アクセル&ブレーキ、左手に工具箱を持って運転したのです。
元々カブはそういった運転を想定しており、その証拠として右側にウィンカーやホーンなどのスイッチ類が集約してあるのですが(自分のはパイプハンドルへの変更とあわせてスイッチ類は左に移植)、いざやってみるとなかなか難しく、特にブレーキ時に片腕では身体を支えきれなくてぎこちない運転になり、なんとも情けなかった訳です。
そこで「やっぱりキャリアと箱は欲しいなぁ」となって、購入に至りました。
当初はボックスを付けることを想定してリアキャリアだけを付けるつもりでしたが、購入金額が15,000円以上だと送料がタダになるということで、1000円弱の不足分を補うため、ベトナムキャリアもついでに購入しました。
まずはリアキャリアから。
注意点として、まず自分のカブはシートをミディアムシートに交換しているので、それ専用のキャリアを選ぶ必要があります。
また元々は四角いHA02でそれ専用のキャリアが設定されていますが、外装をいじった際にリアフェンダー上部の外装とあわせてステーも外しているため専用品は装着不可です。
四角くないカブのものはそのまま流用できそうと判断して購入したところ、読みはあたってその状態で装着できました。
利用したのは、サスペンションと同じアウトスタンディング。
外観はこんな感じ。バリ処理してからメッキを掛けてあり、細部にもメッキがのっていてクオリティは良いです。
続いてベトナムキャリア。
リアキャリアと比べると、プレスを打ち抜いたままのようなバリが目立ちます。ヘタするとケガする恐れがあります。メッキも全体的に薄いように感じます。
ともに取付けは簡単で、しいて言えばステーで外装を傷つけないように配慮したこと、バリでケガしないように注意したことくらいです。
さて、取付けた状態です。
まずはビフォーから。
続いて3点を取り付けた状態。
リアサスがやけに目立ちます。
またリアキャリアが思いのほか長かったです。ボックスを載せればちょうど良いとは思いますが。ベトキャリは造りはイマイチでしたが、シルエット的には悪くありません。
ボックス取付
ボックスは正直、色々悩みました。
バランス的に大きすぎるのはNG、さらに丸っこいいわゆるGIVIボックスも浮くのでNGとしていました。
鉄箱はアリかと思いましたが、ヘルメットが入らない上に知人がすでにカブに付けていて身近な人の二番煎じはナシと考え却下。
そこで候補に挙がったのは二つ。
- ホンダ純正ビジネスボックス
- 明邦化学工業カスタムセブン
オークションでの流通やインプレなど一通り目を通したところ、ホンダ純正ビジネスボックスに気持ちが傾きましたが、最終的にカスタムセブンにしました。
決め手になったのは、やはりサイズ。
両方ともヘルメットが入るのは良いとして、前者は大きすぎました。シングルシートでしっかりとした純正キャリアであれば、バランスがよくて迷わず決めていたと思いますが、ミディシート用のキャリアはかなり後ろに出っ張るため、あまり大きい(長い)と見た目のバランスだけでなく乗った時のバランスも悪いだろうと考えました。
後者の方はそういう意味ではヘルメットが入る最小限の大きさのようなのでベストサイズと判断しました。また形状もユニークで、野暮ったさが逆にカブにちょうど良いと思いました。
それと値段も、カスタムセブンはホンダ純正の約半額というのも決め手の一つです。
購入は最安値だったアマゾンで。
さすがアマゾン、翌々日には配達されました。
まずは梱包状態から。とても軽いです。これならハンドリングへの影響は少なそうです。もちろん空荷状態では。
続いて開梱状態。想像通り質素な仕上がりです。ステッカーはダサいので剥がします。
同梱品。簡単な取説とステー&ボルト類です。金属部品はすぐに錆びそうです。
試しにヘルメットを入れてみました。ジャストサイズです。もちろんつっかえずにフタは閉まりました。
取付け自体は簡単です。
ただしキャリアにそのまま載せると滑るので、底の外側にラバーマットを貼り付けました。異音防止にもなると思います。
また中心出しと前後位置決めに少し気を使いました。特に前後位置は極力フロント側に寄せたかったものの、キャリアのタンデムグリップを活かしたかったのもあって、試行錯誤しました。
組付け状態です。
これでもかなり後ろにはみ出してしまってます。
デザインのバランスは悪くないと思います。
以前のスタイルは損なわれてしまいましたが、実用面を考えるとこんなものかなと。
サスペンション交換後のインプレは次回の記事で。