しばられない生き方 〜Reborn myself〜

四十路にして惑いまくりの中、自分の人生は自分で舵取りすることに四苦八苦することをつづっています。趣味のバイクや木工も書いています。

XR250(ME06) タンク交換

おはようございます。カズです。

愛機のXR250(ME06)にビッグタンクを取り付けたので記事にします。

 

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ノーマルタンクのXR250

 

 

航続距離と走りのバランス

XR250は走るのにとてもバランスが良いのですが、タンク容量が9Lしかないため航続距離が短いのが悩みです。

燃費20㎞/Lとして消費有効を7Lとすると140㎞。心理的には100㎞くらいでガソリンスタンドの所在が気になってきます。

でも単純にビッグタンクにしてタンクの容量を上げればいい、という訳にはいきません。市販されているビッグタンクは15L以上ありますが、ガソリンのような液体で重量のあるものが重心の高いところにあると走りにかなり影響が出ます。

一度バイク仲間の所有する15Lビッグタンク付きのXR250に乗りましたが(実は自分が所有していた2台目)、ブレーキングのたびにガソリンが前後に揺られ落ち着かなかったし、タンク幅があってニーグリップがしにくく、せっかくのXRの鋭い走りが発揮できなかった経験があります。

なのでむやみにビッグタンクに飛びつきたくなかったのです。

 

純正流用によるタンク容量アップ

走りをスポイルすることなくタンク容量を上げる手法として、XR350やXR600のタンクを流用するのが定番のようです。XR350とXR600はタンクが共用で10.5Lあり、XR250から1.5L増えます。

たかだか1.5L増ですが、「20㎞/L x 7L ⁼ 140㎞」が「20㎞/L x 8.5L ⁼ 170㎞」になり、30㎞の航続距離の延長です。実際には150㎞くらいが給油のタイミングで、この差は大きいです。

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XR350とXR600 この時代のXRは最高にカッコイイ

ただしこのデザインのタンクは、XR600は1985年~2000年販売期間中の1985年~1987年モデルの3年のみ、XR350に至っては1983年~1986年の販売期間中の1985年~1986年モデルの2年のみで、当然純正サービスパーツからは廃番になっており、市場のタマ数はそれほど多くないのが問題です。

 

オークションでゲット!

「いずれ欲しいなぁ」と思いながら某オークションサイトを流し見する日々でしたが、とうとう出品がありました!

1.5万くらいが自分の中での相場でしたが、ついつい入札を重ねてしまい、1.6万でゲット。送料込みで1.8万。まぁ悪くはないでしょう。

手元に届いた現物は、一部日焼けはしていたものの気になるほどではなく、ヒートガン軽く炙ったら目立たなくなりました。

 

比較

XR350(600)とXR250のタンクの比較です。

フォークやアッパーステムの逃がし形状が複雑になっていて、なかなか色っぽいです。

フレームに取り付けるタンクステーの長さが違いますが、XR250のものはタンク側のネジピッチが違うため付けられません。なんらか工夫が必要です。

またフレーム背骨部の逃がし幅がXR350(600)の方が大きいです。おそらくフレームの太さが違うためですが、しっかり固定させるための加工が必要です。

シートフックは同じ形状なのでそのまま使えそう。位置(高さ)が気になりますが、現物合わせで確認します。

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タンク比較 左がXR350(600) 右がXR250

 

取付け加工

まずタンクをフレームに固定するためゴム板で調整します。

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ノーマルのタンクブッシュの上にゴム板を巻いて、さらにスポンジで密着度調整

 

次にタンクステーの延長です。

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XR350(600)のタンクステーだと短い

短い分は延長ステーを作成し、幅調整のためにグロメット&グロメットカラーを削ります。

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延長のステー 上の穴はフレームへ、下の穴はタンク側へ

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幅調整のためグロメットとカラーを加工

加工後の装着状態はこんな感じ。

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延長ステーが薄いので少し不安

 装着状態

いよいよタンク換装です。

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やはり純正流用、違和感なく取り付きました。またがった感じもシックリきます。

でもデカールがないと寂しいので、少し派手なやつを買いました。

 

完成状態

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完成!

納得の仕上がりです。我が愛機ながらカッコイイ!