R1100S ABS撤去④ 組付け
こんばんは。カズです。
まさに台風一過(2019年10月13日)の素晴らしい秋晴れの中、近所の山へ散歩してきました。前日の台風19号の影響で道中は落ち葉・枝・倒木などがあり、すさまじさを物語ってました。
前回はABSサーボユニットや不要なブレーキホースを取り外す作業を記事にしました。
今回は最終回、組付けを報告します。
電装ボックス(単体)の固定
取り外した電装ボックスは基板が丸見えで、いくらタンクの下で水が直に当たらないとはいえこのまましまうのはマズいので、100円ショップで適当な大きさのタッパーを購入、コネクタが差さる部分を切り抜いて密封させます。
タッパーが大きすぎるとスペースに収まらないので、ギリギリのサイズを選ぶ必要があります。
それでも、サーボユニットが無くなった分のスペースは余りまくっている状態。何かに使いたい。
フロントブレーキホース組付け
海外から取り寄せたブレーキホースを組付けます。
この作業自体は特別なことはないのと、手がフルードまみれなので写真がほとんどありません。
苦労した点としては、エア抜き。
フロント側マスターシリンダーからはホースが1本、途中で2本に分かれて右はそのままキャリパーへ、左側は中間パイプ(ノーマル)を経由してキャリパーにつながる構造。要は複数の部品を経由するためか、なかなかエアが抜けず大変でした。なのでキャリパーを外してエアが抜けやすいように保持しながら作業しました。
リアブレーキホース組付け
リアのエア抜きはもっと大変でした。
購入した中間パイプを経由してブレーキホースにつながる構造ですが、中間パイプがいったん上を回っているためか、そのままではエアが全然抜けなくて(中間パイプの一番上でエアが溜まっている?)、1時間以上苦戦しました。
結局ステッププレートからマスターシリンダーを外して上下逆転させたら簡単にエアが抜けました。エア抜きで筋肉痛になったのは初めてです…。
リアブレーキの固着
これでようやく組み立て完了!と思ったら思わぬトラブル。
以前からリアブレーキの効きが悪いとは思っていましたが、スライドピンの片側(フロント側)が固着して動いていないことが判明。これじゃぁブレーキが効かない訳だ。
せっかく苦労してエア抜きしましたが、キャリパーをいったん外してハンマーで叩きまくりました。ただキャリパーって形状が複雑なので、バイス(万力)に固定しても数発叩いたらズレてきてしまうんですよね。
なので左手を添えて叩いていたんですが、そこにハンマーがヒット!しかも3回も。超絶に痛かったです(涙)
外れたらこちらのもの。いったんピンをキャリパーから外して、ボール盤に加えさせてスコッチブライトで研磨。キャリパープレート側はリューターにブラシを付けて納得いくまで掃除。
ついでにキャリパーのピストン周りも掃除&グリスアップして、組付けた後にまたエア抜きして(今度は短時間で完了)、ようやく完成。
組付け完了
ABSを撤去して直押しになり、慣れ親しんだタッチになりました!
ただ、サーボの倍力がなくなった分、車重を感じる制動になりました(要は車体が重たくて効きが悪いということ)。その内慣れてくるとは思いますが、色んなパッドを試して一番フィーリングが合うものを探っていこうと思います。
以上、4回にわたって記事にしたABS撤去作業もこれで終了です。
次はドラレコ装着の記事を近日中にアップしたいと思います。ではでは。