しばられない生き方 〜Reborn myself〜

四十路にして惑いまくりの中、自分の人生は自分で舵取りすることに四苦八苦することをつづっています。趣味のバイクや木工も書いています。

スーパーカブHA02 マフラーのサビ落とし

こんにちは。カズです。

以前の記事では、すでに完成したカブの紹介をしました。
new-kazu.hatenablog.com

 

前後しますが、修理やカスタムの過程を記事にしていきます。

前回はチェーン&スプロケットの交換を記事にしました。今回はサビサビマフラーの清掃とそれにまつわるトラブル解決について書きます。

 

マフラーのサビ落とし

このオンボロカブをオンボロたらしめているのは、きっとマフラーがサビだらけだからだと思います。とにかく以前からなんとかしたかったものの、特に理由もなく手を出さずに引っ張ってきましたが、ようやく手を付ける時がきました。

 

まず車体からマフラーを外します。写真を撮る前にうっかりサビを落とし始めてしまったため、本当のサビサビ具合が分かるものは↓の写真中央の辺りで察して頂くしかないのですが、とにかく触るとサビがボロボロと落ちてくる状態。

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サンダーに研磨ディスクを取り付けてガシガシ磨きます。

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使用した研磨ディスクはこれ。#120くらいがちょうどよかったです。

ヤナセ スパークディスク A#120 SPA7

ヤナセ スパークディスク A#120 SPA7

 

 

細かいところにはベルトサンダーやスコッチブライトを使って落としていきました。

それでもサビ跡がアバタのように残っていたので、耐熱スプレーで艶消しブラックに塗装することにしました。

メッキの上から塗装してもすぐにはがれてくるので、足付けのためにサビてないところも同じように研磨して、パーツクリーナーで脱脂してから塗装しました。うっかり写真を撮り忘れてしまいましたが。

 

スタッドボルト交換

マフラーを外す時にスタッドボルトもサビが酷く、ナットを外す時に少しナメてしまいました。理由はナットの先端が隠れていないためそこからサビてくるからなので、袋ナットにしておこうと考えました。

どうもカブのスタッドボルトは長さが短いらしく、カブ専用に長めのボルトが社外品で出ているので、どうせボルトを交換するので社外品の長いものに交換することにしました。

選んだのはこれ↓

 

まずはノーマルのスタッドボルトを抜く必要があります。

専用工具があるようですが、そんな出番の少ない特殊工具をイチイチ買っていられないのでダブルナットで外します。

ところがここでトラブル発生。ネジが根元でねじ切れてしまいました。一応シリンダーヘッドを炙っておいたんですが…。

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仕方がないので残ったネジを揉み出します。

ポンチでネジにセンターマークを付けて、そこに垂直に穴を開けていきます。

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ネジの谷と同じサイズまで開けたらタップを立ててネジを作ります。

失敗は許されないので慎重に垂直に立てます。

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最後に捨てネジで具合を確認。なんとか上手くいきました。

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もう一つ残っているので、今度は失敗しないように十分に炙っておきます。

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その甲斐あってか、こちらは問題なく外せました。

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購入したロングタイプとの比較。その差はわずか数ミリですが、されど数ミリ。

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新しいスタッドボルトも同じようにダブルナットしてからエンジンに組付けます。そのままだと、万が一また外す時に苦労する可能性があるため、ワコーズのスレッドコンパウンドを塗布してから組みます。 

 

組付ける方はスムーズにできました。またまた写真を撮り忘れました。

最終的な完成状態はこんな感じです。

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見た目で一番残念だったマフラーでしたが、真っ黒になって「カブだけどなんか違う」というイメージを出すアクセントになりました。

 

さて、いよいよ佳境に入りました。

一番手間が掛ったのが配線ですが、地味な上に分かりにくいので割愛します。なので次に紹介するスターターモーターの交換を、レストアの最後の記事にしたいと思います。