スーパーカブHA02 キャブ清掃
こんばんは。カズです。
入手したオンボロカブがHA02という型式で、諸元等で素性が分かってきたところまで書きました。
いろいろとイヂリ出す前に、まずはエンジンを掛けるためにキャブの掃除をします。
はじめてのカブですがサービスマニュアルなど持っていないので、手探りで解体していきます。
レッグシールド ⇒ エアクリーナーボックス ⇒ スロットルケーブル ⇒ キャブ本体 と解体を進めていきます。このあたりはバイクであれば同じような手順で大体問題なくバラます。
キャブを開けてみると、案の定フロート室は腐ったガソリンがヘドロ状にこびりついています。
以前はワイヤーブラシとキャブクリーナーを併用してゴシゴシやったものですが、今は強い味方「サンエス K1」でじっくりしっかり落とすことにしています。
エンジンのヘッド回りのカーボンを落とす時に大活躍したのですが、キャブの洗浄にも有効であることは経験済み。
熱湯にこれを適量溶かして一晩漬けておくだけで、こびり付いたしつこいヘドロ状のガソリンがビックリするくらいきれいに取れます。
ちなみに単気筒エンジン2台のシリンダヘッドを洗浄するのに使って、まだ半分以上残っていますから、お財布にもやさしいです。
また環境にもやさしくそのまま排水として処理できるし、手についてもニオイやヌメリが残ることはありません。アブラ汚れがひどい服でも漬け置きするだけでかなりきれいになります。
キャブは2回(二晩)ほど漬けておいたらきれいになりました。残念ながら写真を撮り忘れてしまいましたが・・・。
逆の手順で組み付けてエンジンに火を入れます。
バッテリーは死んでいるのでキックで掛けます。3回くらいのキックで元気よくエンジンが掛かりました。
はじめは白煙がすごかったですが、数分アイドリングしたら煙もなくなり、アイドリングも安定しました。
エンジンが掛かったことだし、本腰を入れて修理&カスタムを進めていきます。
イメージとそれに合った部品集めを始めますが、そのあたりは次回の記事で書いていきます。
スーパーカブ分析
こんばんは。カズです。
前回の記事では、オンボロカブを入手したところまで書きました。
とにもかくにも、このオンボロの素性が分からないことには部品を手に入れるにしても困るということで、さっそくググってみました。
利用させて頂いたのはこちらのサイト ⇒ カスタムジャパン
バイクパーツ適合検索 | カスタムジャパンの仕入総合WEBカタログ┃カスタムジャパンの仕入・通販カタログ
はじめて利用するサイトですが、カブやモンキーなどの小排気量に強いショップさんのようです。
取り扱いされている部品も、純正部品の廉価品だったりマニアックなカスタムパーツだったりと、この先カブを保有していくのであれば付き合いが長くなりそうです。
諸元によれば、このカブは「スーパーカブ90 スーパーカスタム」というのが正式名称で、型式はHA02。ヤフオクでHA02で検索したら、確かにこのカブの部品がたくさん出てきました。
1995年製ということは23歳。私がハタチそこそこの時に作られたんですね。あの頃は迷いまくりダラけまくりの日々を送っていました。タイムトラベルできるなら飛んでいって叱ってやりたい・・・。と思うと、なんだか甘酸っぱい香りがしてきました。
続けてメーカーのプレスリリースを検索。
ホンダは歴代車両のプレス情報をHPに公開しています。
このオンボロ、当時のカブ兄弟の中で一番高額だったようです。
ちなみに2018年の60周年記念のカブ50の値段が243,000円。20年ちょっとで約10万円=6割の値上がりです。これが物価指数とどの程度の比例関係にあるのか興味を持ったので、すこし調べてみました。
タバコ、ガソリン、少年誌にみる価格の変遷 : 80年代後半~90年代前半を回顧するブログ
- 少年ジャンプ 190円 ⇒ 260円 (136%)
- タバコ(マイルドセブン) 220円 ⇒ 440円 (200%)
- ガソリン(レギュラー) 115円 ⇒ 150円 (130%)
ん~。160%が妥当なのか否か。工業製品ですから技術的な進歩もあるでしょうし、こんなものかもしれません。
次にメーカーの諸元です。
HA02は、フロントタイヤのサイズが一般のカブよりも若干太いようです。タイヤを選ぶときにうっかり細いタイヤを買わないように気を付けないといけません。
カブ50カスタムは4速なんですね。将来的にミッションを載せ替えられたら純正カスタムとして面白そうです。
さて、このオンボロをどう料理しようか。
まずはエンジンを掛けてみない事には始まらないので、キャブ掃除が第一優先。
次に外装。金属部品はことごとくサビているので、サビ撲滅作戦は確実にやりますが、どうやるかが問題。部品をぜーんぶ買っていったら、それこそヤフオクの相場クラスの金額にすぐに届きそうだし、それならそういった個体を買えば良い訳で。
あくまで普段の足として使うことが目的で、あんまり金は掛けたくない。つまり新品部品は極力買わず、サビは落として塗装などでごまかすのが出費も抑えられて見た目もボチボチの方法になるでしょう。なのでマフラーやホイールはこのやり方でいきたい。
ただ、このカクカクとしたデザインはどうにも好きになれない。私の中のカブは丸目のヘッドライトとウィンカー、そしてブレーキランプ。そのイメージに近づけるように少し外観のカスタムをしてみたいです。
次の記事から、修理しながらカスタムを進める様子を書いていきたいと思います。
スーパーカブ入手
こんばんは。カズです。
前回の記事では、20年以上のバイクライフではじめてスーパーカブに興味を持ったことを書きました。
さて、カブを入手するにあたっての条件を書き出してみました。
- 50㏄ではなく70㏄以上が望ましい
- できるだけ安い 以上
普段の下駄として使うのが目的だし、どんな個体であっても機能的に不具合が出ることがほとんどないというウワサですから、走行距離とか年式はあんまりこだわらないことにしました。
それよりも50ccであることで30㎞/hの制限が生じるのは避けたいし、そもそも交通の流れにのるのに50ccでは心もとないので、50ccの次に大きい排気量である70cc以上の排気量で狙いを定めました。
念のためヤフオクで確認したら、5万円が最低ラインのようです。それにしても中古部品の豊富なこと!ざっと見たところでは、ほとんどの部品が多数出品されているようです。それも安い!
ということはどんなにボロい個体であっても、ヤフオクで部品が揃えられるということ。部品の流通が豊富で安いということは、素材として重要な要素です。
そういえば、昔からのバイク仲間がカブに乗っていたのを思い出しました。数年前に話をしたときに、しばらく乗っていないと言っていたような。
連絡を取ってみると、ずいぶん前から軒下で放置してあって、もう乗らないから持っていって良いとのこと。ただし相当ボロで、スターターが調子悪いという話。
タダに越したことはないということで、ついでの用事もあって友人の住む函南まで引き上げにいきました。
現物を見たところ、確かにボロい・・・。錆がヒドいし、そもそも押して動かすことすらままならない状態。ブレーキが引きずっているようだ。
四苦八苦して軽ワンボックスに積んで、自宅ガレージで改めて写真を撮っておきました。しばらくは苦労しそうな感じ。
スーパーカブについて
こんにちは。カズです。
19になる歳に自動二輪免許(中型車に限る)を取得してから、基本的に生活の中に欠かさずバイクのある人生を過ごしてきました(海外出向期間は除く)。
ですが仕事をしながら家族と過ごす時間を確保しようとすると、バイクライフにはさまざまな制約があります。例えば、
- バイクは好き。だけど時間がない
- バイクをいじりたい。だけど金がかかる
- バイクに乗りたい。だけどケガが怖い
など。特に2番・3番は排気量に比例してネガティブ要素が大きくなります。
例えばタイヤ。大排気量の一般的なサイズの場合、新品で買って交換工賃を入れると諭吉が5枚ほど飛んでいきます。
独身の頃はバイクが全てだったので、買ったタイヤが2か月もしないうちに減っても、すぐに新しく買うことにためらいがなかったのですが、今の生活ではありえない。
大排気量だと、スピードも出るし満足できる走りをしようとすると、当然事故やケガのリスクが増えます。
そんなこんなで、2016年にインドから帰国してから、バイクレスだった生活を取り戻すような勢いで立て続けにバイクを5台買ったものの、今年に入って2台手放しました。
そして残ったのは、ナンバー登録してある250㏄のオフロードと、競技車2台の合わせて3台になりました。競技車はナンバーがないので法定の維持費は掛からないし、当然任意保険もないので、基本的に維持費がかかるのは250cc1台だけ。お金が掛からないバイクライフになっています。
でもこの250㏄。ベースがレーサーなので日常使いには勝手が悪いし、下駄として使うにはもったいないバイク。それに学生時代から数えて3台乗り継ぐほど思い入れのあるバイクなので、普段使いで消耗させたくないのです。
なので普段使いできるお手軽なのがもう一台欲しいなぁ、と思っていたところ、近所に住む学生時代の先輩がカブを手に入れて楽しそうにしているではありませんか。
正直言えば、はじめは少しバカにしていたんです。でも改めて調べてみるとなんとも魅力的なディープな世界があるではありませんか。
1958年の初代から基本思想は変えず、1Lあたり100㎞も走る、どんな使い方をしても壊れることはほとんどない、仕事で使われることを前提に使い勝手をとことん追求している、などなど。
そんなカブに魅力を感じたユーザーは非常に多く、古い個体を完璧にレストアしている人から、排気量を極限まで上げて高速道路を走れるようにしていたり、原形をとどめないほど手を加えていたり。
とにかく個性がある。そして上に挙げた3つの制約は全てクリアできるはず。
- バイクは好き。だけど時間がない ⇒ 日常的に買い物や通勤で使える
- バイクをいじりたい。だけど金がかかる ⇒ 維持費安い。中古部品豊富
- バイクに乗りたい。だけどケガが怖い ⇒ 速度が出ないから大ケガしにくい
3番は色んな見方があるしバイクである以上安全だとは言い切れませんが、大排気量バイクに比べれば安全であると言えると思います。
ということで、さっそくカブを入手する算段を立てることにしました。
続きは次の記事で書きます。
管理者研修で考えたこと その2
こんにちは。カズです。
前の記事では、「管理者研修に参加したら、これからのキャリアパスに絶望した」というところまで書きました。
さて、研修初日から酷くモチベーションを落とし、「このままではマズい、自分の人生に明るい希望が持てない・・・」と、思いながら宿泊部屋に戻りました。
というのも、研修センターには遠方からの参加者に対して宿泊施設が用意してあり、任意で利用できます。
私の場合は職場から片道1.5時間ほどの距離なので無理をすれば通える距離なのですが、普段20分程度の通勤時間に慣れきってしまっていて、往復3時間はかなり無理のある移動時間に感じたため宿泊することにしたのです。
また普段は顔を合わせることのない他の宿泊者と交流ができるのも密かに楽しみにしていました。
が、絶望感を抱いたまま、他の(きっとやる気に満ち溢れているであろう)参加者と交友するのはためらわれたし、そもそも自分自身の感覚が果たして正常なのかもわからず、とりあえずネットからヒントを得るために部屋に引きこもることにしました。
何から調べればいいのか。
しばらく考えてから「大企業 居場所がない」とググったところ、上位検索結果の一つに「まだ東京で消耗してるの?」という、なんとも気になる名前のブログが出てきたので、読み始めました。
どれもが多かれ少なかれ心当たりがあって共感できることばかりで、「やっぱり同じように感じている人はいるんだなぁ」と読み進めました。
あまりに面白いのでこのブロガーの他の記事も読んでみたところ、ブログで月300万も収入があることにビックリ。ブログがそれほどの収入源になるなんて!
どんどんネットサーフィンを進めていくと、このイケダハヤト氏は相当有名なブロガーであることが分かってきました。つまりかなり特殊な方なんです。私がこの方のレベルまでイケるとはとても考えられない。
それでも、月に300万まではいかなくても、ブログをやれば月10万前後の副収入まではワリと行けるようだ、というのも分かってきました。
それならば、早朝出勤やら持ち帰り残業なんかでヒィヒィ言いながら身も心も時間も削るような今の仕事でなくても、少し緩めの職場に転職して、落ちた収入は副収入で補いつつ自分の時間を確保するというライフスタイルでも良いのではないか?という考えが頭をもたげてきました。
そんなことを考えていると、気づけば日が変わっていたので、少し興奮し気味に硬いベッドに入りましたが、頭に合わない枕のせいもあってなかなか寝付けませんでした。
そして二日目の研修はOBによるもので、「自分の価値を活性化させよ」というテーマのもと、所々でチーム討論を交えながらの講義だったのですが、これも私には運営の思惑とは別の方向に作用しました。この話は次の記事で書きたいと思います。
管理者研修で考えたこと その1
こんにちは。カズです。
前の記事では、「先の見えない日々を、ヒィヒィ言いながらも仕事に専念していた」というところまで書きました。
new-kazu.hatenablog.com
座学研修にて
そんな中、7月に課長に昇進したため、昇格者研修を受けることになりました。
朝から晩まで4日間ぶっ通しで、そのうち3日は座学18単位を受講し、残る1日は受講者19名が4つのチームに分かれて討論する形式でした。
座学の半分は既に知っていたことのおさらい程度で、半分は管理者として知っておかなくてはならない内容に関するものでしたが、まぁそのあたりはどうでも良いんです。
この座学研修で知り得たことは3つあります。
- グローバルで仕事のニーズは増えていること
- 新規参入が増え、コモディティ化の波に飲まれていること
- 人材が集まらないこと(全社で千人弱のバックオーダー)
これを自分の立場に置き換えると、
- 仕事は増えるいっぽう
- 販売価格は下がり、必然的に利益は減っていく
- 仕事は増えても増員できず、従業員それぞれの負担はますます増える
といった状況になっていく、いや、もうそういう状況になっています。
つまりプライベートな時間はますます減っていくのだ、ということが、今更ながらハッキリとわかりました。
改めて自分のキャリアパスを思い浮かべてみました。
身近な「キャリアで先行する人=部長」を見てみると、月の半分は海外出張に出ており、出張先からはその出張でのタスクはもちろん、もともとの複数のタスクも同時にこなしています。昼夜曜日を問わずメールでフォローし、タスクごとの報告もとても上手くまとめている。性格的にはまったく尊敬できないことはヨコに置いておいて、そのストイックな姿勢は素直にスゴイと思います。
はじめに… アラフォーからの起業を決意
自己紹介
みなさんはじめまして。カズといいます。
40も半ばになる、妻と小学生三人と犬一匹を養うしがないサラリーマンです。
住むのは静岡県中部。中古で購入したマイホームのローンはまだ32年も残ってます。
大手の自動車部品メーカーで働いています。国内だけで2万人の従業員がいます。
今は在籍している立場なので社名は公表しません。今後ひょっとしたら明かすかも。
実は3社目で、リーマンの前年に縁があって転職しました。なので勤続12年です。
今まで働いた中では一番大きく、一番安定していて、一番給料が良い会社です。
担当は生産準備です。数年後のモデルチェンジに向け、利益が出るように作り方・設備・作業者数などを決めて、計画的に準備していく仕事です。
で、今は北米担当で、同時に2つのプロジェクトを抱えています。
週3回は電話会議がありますが、時差のため朝7時に始まり終わるのが10時。
早朝出社だからと言って早く帰れるわけではなく、電話会議であがった沢山の要望に対応するために残業をせざるを得ず、帰宅は大体22時以降。毎日クタクタです。
実は7月度で課長になりました。
初級とはいえ管理職になったのですが、担当していた仕事はそのまま担当を継続しつつ部下4人の管理をする、いわゆるプレーイングマネージャーです。
ですが、自分を含めた5人の中で、今の業務を一番わかっていないのは私自身。
というのも、3年ほど前まで海外赴任いていましたが、それ以前も赴任中も今の業務とは異なり、設備に直接関わる業務を担当していました。
赴任中にいろいろ考えることがあって、帰任したら自分の弱点を補おうと思って今の業務を希望し、実際その通りになったのですが…。
気づけば職歴も10年を超え、社内の等級もほぼ自動的に上がっていて、お年頃的には課長になってしまうんですよね。
なので、担当業務のことはあんまりわかっていないけど、役職が与えられてしまった、というのが実情です。
そのためやることなすこと分からないことだらけで、手探りをしながら辛い日々を過ごしています。
趣味はいろいろあります。バイク。日曜大工。釣り。ほかにもいろいろ。
我が家にはその趣味を充実させてくれるガレージがあります。それが購入の決め手。
週末は基本的にガレージにこもって大好きな趣味に没頭。至福の時です。
趣味についてはおいおい。このブログのサブテーマとして紹介していきます。
長女は6年生。いろいろ思うところがあって、中学受験生です。
今年から始めた受験勉強、机に向かっているワリに成績が上がらず悩んでいます。
私自身も中学受験をしたので、そのツラさは理解しているつもりです。
まわりは学区内の公立中学に進むのが決まっている中、自分だけ勉強。
でも勉強してもなかなか成績が上がらない。どうしたらいいのか…。
なので来年1月の受験までは、父親の私も極力寄り添うようにしています。
妻も加えて三人四脚で頑張っています。
下の二人、次女(小学3年生)と長男(小学1年)は、今のところ好きにさせています。
いずれ中学受験するかもしれないし、しないかもしれなません。
様子見ですね。そもそも長女の中学受験で手一杯で、下まで行き届きません。
さて、どこにでもいるような、平凡アラフォーの私がブログを始めることにした理由。それは起業宣言のためです。
サラリーマンをやっていたら、きっと誰もが思うことでしょう。
「こんな会社、辞めてやる!」
自分も今まで幾度と思ったことか。
でも扶養家族やらローンやら、守るべきものが即座に脳裏をかすめて、結局は口に出すだけで実行には至らず。
金曜の夜に帰宅してから土曜日までは趣味に没頭するものの、日曜も昼を過ぎると翌日の会社のことが頭を支配し始めて、だんだん気分が落ち込んできます。
金曜にやり残したこと。ネチネチと文句を言う部長の顔。長い長い電話会議。
こんなことが頭から離れなくなってきて、夕食くらいからはメンタルは完全にブルー。
こんな生活がず~っと続くのかと、考えただけで憂鬱。
だけど今の生活と家族を守るためには、仕事を続けるという選択肢以外にはない。
そんな中、あることがきっかけとなり、行動に移すことにしました。
そのことは次の記事でお話したいと思います。
はじめたばかりですが、考えたことを文字にまとめ、それを皆さんに読んでもらうことで、自分の生き方を見つめなおしていきたいと思いますので、よろしくお願いします!